1年先のコンサートのチケットを買ったり、まだ先の出張の宿泊先や航空券を買ったはいいけど、今回の中国武漢ウイルスのせいでいけなくなったから払い戻しをしないと行けない。その場合、払い戻し作業はどのように米国では行われるのだろうか?
大まかな払い戻しの方法
- クレジットカード払いの場合はクレジットカードに払い戻される。
- チェックの場合は、チェックで払い戻しされる。
- 現金の場合は、チェックで払い戻しされる。
- または、銀行の口座へ振り込み(ACH)される。
基本的には支払いに使用した方法で返金処理がされるが、現金の場合は業者が記録を残すためにチェックで返金をすることが多い。
既に解約したクレジットカード番号にしか返金しないと言われたらどうなるのか?
- 同じカード会社で発行している現在使用しているクレジットカード番号へ返金される。
- 同じカード会社で発行している現在使用しているクレジットカード番号へ返金されるのではなくチェックで返金される。
- 同じカード会社で発行しているクレジットカードがない場合はチェックで返金される。
- 同じカード会社で発行しているクレジットカードがない場合はACH送金で返金される。
基本的に上記の方法で上から順に対応されることが多い。
理由として以下がある。
一言でいえば、クレジットカード会社に都合が良い方法が優先的に順に取られる事になる。
1. 同じカード会社で発行している現在使用しているクレジットカード番号へ返金される。
クレジットカード会社として現在使用しているクレジットカードと同じアカウントや名義が同じであればそのクレジットカードへ返金処理する方がクレジットカード会社として自社のクレジットカードを使ってくれるので都合が良いからです。
2. 同じカード会社で発行している現在使用しているクレジットカード番号へ返金されるのではなくチェックで返金される。
もし、上記#1「同じカード会社で発行している現在使用しているクレジットカード番号へ返金される」が都合が悪い場合、例えばそのクレジットカードは持っているが、すでに他社のクレジットカードだけを使っている場合はクレジットカードへクレジットとして入れてほしくはないですからね。その場合はチェックで郵送してもらう事ができます。クレジットカード会社はお客の要望でこれを基本的に拒むことができません。なぜなら理由なく金銭を人質にとる事は違法だからです。
3. 同じカード会社で発行しているクレジットカードがない場合はチェックで返金される。
これはもちろんチェックで郵送してもらう以外はありませんが、本人確認のための手続きなどで書類の郵送などなどいろいろと面倒な手続きが必要な場合があります。
米国の場合は基本的にSSNがクレジットカードの申し込み時に事業者が必要なため、SSN、フルネーム、誕生日、住所(引っ越した場合は前の住所)があっていれば電話口で手続きをしてくれます。この点は日本とは違いスムーズに行えることが多い。
ただし、日本だとすぐに振込対応などでしてくれたりすることがありますが、米国の場合はチェックでの郵送で早ければ2日、遅ければ一か月ほどかかる可能性があります。
4. 同じカード会社で発行しているクレジットカードがない場合はACH送金で返金される。
一番可能性が低い方法としてACH送金がありますが、ACH送金をする場合はクレジットカード会社側に自分が使用している銀行のVOIDされたチェックを送る必要があります。この方法はクレジットカード会社が必要書類をこちらへ郵送もしくはインターネット越しに自分がダウンロードし、いろいろと記入し、クレジットカード会社へ再度送らなければいけません。
クレジットカード会社側としても書類仕事が増えるので面倒が多く、一回だけのACH送金のために取りたくはない方法でしょう。
この方法は
- クレジットカード会社が郵送にて必要書類を自分へ送る。 – 数日~1週間ほどかかる
- 到着した書類に記入 + VOIDチェックを添付して郵送 – 数日~1週間ほどかかる
- クレジットカード会社にて書類が到着準に順番に処理される – 数日~3週間ほどかかる
- クレジットカード会社からACH送金で指定した口座へ入金される – 数日かかる
補足として電信送金(wire-transfer)とACH送金は違うものであり、電信送金は一応処理は早いが、ACH送金はいっぺんに大量の送金がされるため処理されるのに時間がかかったりする。
また、現在の中共ウイルスのせいで皆会社で事務仕事ができるわけではないので会社と同じ環境ではなく、家での仕事なので必要な機材や本来オフィスにいればアクセスできる書類などへアクセスできないために余計に時間がかかったりすることを念頭に置かなければならない。
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