米国に住んでいる場合、日本ほどでは内にしろじわじわとコロナウイルスが迫ってきています。先日(2020年3月3日)はイリノイ州のパラタインでコロナウイルスに感染したとされる事例がありました。

コロナウイルスにかかったと思われる場合、コロナウイルスに感染していると確証がある場合はウイルスの拡散を防ぐために以下の方法を実績して下さい。
アメリカ疾病管理予防センター(アメリカしっぺいかんりよぼうセンター、英語: Centers for Disease Control and Prevention:CDC)に掲載されている英語のPDFを日本語にできるだけわかりやすく意訳しているものです。
医療機関にかかる時以外は家に居ること。
医療機関にかかる時以外は家の外での活動は控える事。学校、職場や公共の場所には絶対に行かない事。また、公共機関やUber/Lyft/タクシー等も利用しないようにしましょう。
自分を他の人や動物から隔離する事。
- 人との接触は可能な限り避けること。出来るだけ一つの部屋の中だけに居る事。また、別のトイレやバスルームがある場合は一緒に使用しないこと。
- 動物の世話等は自分で行わず、誰か預かってくれる人を探しましょう。
医療機関を受診する場合は先に受診を考えている医療機関に電話して下さい。
医療機関によってはコロナウイルス患者が来ても対処できない事があります。また、米国外に渡航していたりする場合、いつも受診出来る医療機関で門前払いされる事がありますので、先に受診したい医療機関に連絡してからにしましょう。
マスクをしましょう
医療機関を訪問する前にマスクをしてから医療機関に入りましょう。
また、医療機関以外でも人と部屋を共有している場合、一緒に車を運転している場合やペットと一緒にいる場合もマスクをする事が大事です。
何かしらの理由でマスクを付けることができない、例えばマスクをすると息苦しい等の場合は、自分を他の人から遠ざけて隔離する事が大事です。また、その様な場合で一緒に誰かと住んでいる場合、他の人がマスクをする事が感染を防ぐ方法にもなります。
咳や鼻水などは必ず何かで覆うこと
咳やくしゃみ、鼻水等をするときは必ずティッシュ等で多い、すぐに捨てること。ハンカチなどは使ってはいけません。感染の広げる原因になります。また、使い終わったティッシュはすぐに捨てて下さい。テーブルなどにおいておかないように。
ティッシュを捨て終わったらすぐに手を石鹸で20秒ほど洗う事。または、アルコール度数60%~95%の消毒液で手をきれいにしてください。手が確実に汚れた場合はできるだけ水と石鹸を使用してください。
タオルなど皆と一緒に利用するものは一緒に利用しないで下さい。
食器、飲み物のコップ、フォーク、ナイフ、箸、タオル、ベッドなど人とは一緒に利用しないで下さい。
手を頻繁に洗いましょう
手を水と石鹸で最低20秒は洗いましょう。
もし石鹸がない場合はアルコール度数が最低60%はある消毒剤で手が乾くまでこすって下さい。
目、鼻、口などの顔の部分はできるだけ触らないようにしましょう。
よく触るテーブルなどは毎日キレイにすること
テーブル、ドアノブ、キッチンカウンター、バスルーム内、トイレ、電話、パソコンのキーボードとマウス、タブレットやテーブルなどは毎日使うので必ずキレイに除菌シート等でキレイにしましょう。除菌シート等がない場合はアルコール度数60%以上のスプレーなどを吹きかけてキレイにすることもできますが電子機器にはスプレーをしてはいけません。壊れる原因になります。
他に体液が付着しそうなところ、血がついているところなどは念入りにキレイにする必用があります。
使用するスプレーや除菌シート等は必ずラベルに使用方法が書かれています。これらの使用方法には効果的に除菌するための文言が書き込まれていたりしますので用法用量は間違えずに使用しましょう。
上記を使用する時は必ずグローブを使用する事をおすすめします。
症状を見張る
もし症状が悪い方向へいっているなら医療機関を受診しよう。例:呼吸が辛くなる。医療機関へ出向く前に訪問しようとする医療機関へまず電話にて連絡し、コロナウイルスかもしれないので診断してもらいたいと言いましょう。そして医療施設へ入る前にマスクをすること。
上記を行う事により医療機関のスタッフが他の人にコロナウイルスが感染するのを防ぐ対策を取ることが可能です。
医療機関に地域または州の保健局へ連絡してもらうようにしましょう。医療機関から症状の積極的監視を言い渡されていたり、施設による症状の監視を認定された場合は必ず市の保健局や州保健局の指示に従う事。
もし症状が代わり緊急事態になった場合は911へ連絡をし、電話口及び駆けつけた派遣要員に自分がコロナウイルスの保持者或いは観察対象者と伝えること。もし可能ならば派遣要員が来る前にマスクを着けて下さい。
許可が出るまで勝手に外出をしないこと
コロナウイルスに感染した患者は二次感染のリスクが下がらない限り自宅謹慎を続ける必用があります。
自宅謹慎の解除は医療関係者が自宅謹慎の解除の免罪符を与えない限りできません。
感染しているのに指示に従わなかった場合
この項目はCDCのPDFには記載されていませんが、大事だと思いましたので一つの項目として記しています。
日本では愛知県蒲郡市の50代の男性がコロナウイルスに感染し自宅謹慎をしなくてはいけないにも関わらず、複数の飲食店に立ち寄ったりしました。
米国ではこの様な事が起こった場合、過去の例では18ヶ月の刑期を言い渡されました。この男性(27;オハイオ州)はC型肝炎に感染していながら警察官や医療関係者につばを吐いたとのこと。つまり、意図的に相手を感染させようとした事が逮捕のきっかけの一つです。また、HIVに感染している男性(25;アーカンソー州)が意図的に人にHIVを感染させたとして50年の刑期を言い渡されています(他にも余罪はありましたが)。
コロナウイルスは2020年3月7日時点では未だ完治できないウイルスです。死亡率もインフルエンザウイルスより高く、コロナウイルスの中身もHIVと告示している事から意図的に人に移したり、医療関係者(及び政府関係者)の指示に従わなかったりした場合はきつい覚悟をしておいた方が良いでしょう。
なお、最後ではありますが、以下にコロナウイルスの症状を記します。
コロナウイルスの症状
ここの項目はCDCの英語ページを日本語にしています。
- 熱
- 咳
- 息苦しさ
上記の症状は感染してから2~14日間の間に現れるとしています。
もし、症状が現れた場合はホームドクターへ連絡し指示を仰いで下さい。また、以下の感染地域へ渡航歴のある場合もホームドクターへ連絡し、指示を仰ぐように。
以下:最終更新日:2020年2月28日
以下最終更新日:2021年2月18日
- 中国(レベル4段階中1)
- 韓国(レベル4段階中2)
- イラン(レベル4段階中4)
- イタリア(レベル4段階中4)
- 日本(レベル4段階中4)
- 現在日本への渡航は米国CDCによると中国より非常に危険な状態となっています。
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