車を大手の自動車会社やCarMaxなどの中古車業者から売買する時は問題は起こりにくいのですが、個人間・法人間・法人~個人間で行い自分でDMVへ行き、手続きをする時もしかしたらIllinois Department of Revenue(リノイ州税務署)からお叱りの通知(Notice of Tax Liability)が来る可能性があります。
例えば、車の売買をするときに売り渡したときの値段、購入した時の値段が市場価格より低すぎたりした場合に起こることがあります。
私個人としては別に当人同士が納得しているのですから問題はないと思いますが、税務署からしてみれば今の世知辛い世の中、少しでも取れそうなところからできるだけ金銭を巻き上げておくという手法をとっていると思われると知り合いの会計士が言っておりました。
誰にこの通知が来るのか?
この通知は売買したどちらにきてもおかしく有りませんが、会計士が言うには法人が個人に車両を売ったときに来ることが多いと言っていました。
市場価値・値段
売買した時の値段が市場価値より低かったりすると税務署からお叱りが着て罰金を支払わなければなりません。
売買する車両の市場価格を調べるにはCarmaxやKelley’s Blue Bookというところを検索すればすぐに出てくるでしょう。
それらのウェブサイトに行けば車のVINナンバーを入力し、車両オプションがあればそのオプションにチェックを入れていけば現在の市場での中古価格が算出されます。
税務署からのお叱りのメールの内容について
お叱りのメールの内容は、あなたは収めるべき税を収めていませんので罰金+利息分を含めた金額を納税してくださいと着ます。
罰金?延滞料?未納な税?
なんのことですかと思いますが、売買価格が低すぎるとこのような自体になります。
まず延滞料はDMVに行き、書類を提出した時に税金を収めた日より算出され、手紙が送られてきた日までの未納な税金にかかるものです。
例えば書かれていることは
- Period
- Tax
- Penalty
- Interest
- Other
- Payments/Credits
- Balance
が一行で書かれています。
- Periodは最初に売買しDMVへ行ったときに収めた日
- Taxは税務署が勝手に思う収めるべき税金額
- Penaltyは収めるべき税金を収めていないから起こった罰金
- Interestは罰金に対する延滞料・利息
- Otherはもしその他の含まれるべき金額があれば記載されます。
- Payments/CreditはDMVへ書類を収めたときに支払った金額
- BalanceはTax + Penalty + Interest – Payments/Creditとなります。
Penalty(罰金)の算定方法
例えばプリウスの売買をしたとします。
あなたが購入したプリウスが税務署が思うプリウスの市場価格と違う時に勝手に罰金が着ます。
その前にプリウスの値段はグレードによって違います。
車を自分で購入した事がある人は覚えているかもしれませんが、色々とグレードがあります。
自分が購入した車両のグレードが一番低くても、税務署は一番グレードが高いその車種の車両での税金をふっかけてきます。
つまり、あるプリウスの場合、一番低いグレードでの中古での市場価格はだいたい9000~11000位だったとします。
しかし、税務署は購入者が購入したプリウスの一番高いグレードの車種のプリウスで中古の市場価格を算定してきます。
もし税務署が算定した価格が15000ドル以上の場合は4桁近い罰金が課される事になります。
不服申立ての権利(Protest Rights)
不服を申し立てることは可能です。
むしろ罰金の通知にはその旨の紙が一緒に入っています。
ただし、罰金を課された人が不服を申し立てにくくするためにどこにどうやって申し立てをすればいいかなどは書かれていません。書かれているのは「自分で調べろ!」と書かれているのに等しい事しか書かれていません。
調べたところ不服の申立を行った場合は以下に不服の申立を行いたいと色々な証拠をひとまとめにして提出しなければいけません。
Illinois Department of Revenue
Office of Administrative Hearings MC 5-550
101 W. Jefferson Street
P.O. Box 19014
Springfield, Illinois 62794-9014
また、不服申立てを行う場合、上記の手紙を送るだけではなく法廷に出なければならず裁判を行います。裁判を行う場合、イリノイ州では以下の2つのうちのどれかで行われます。
JAMES R. THOMPSON CENTER
100 WEST RANDOLPH STREET
LEVEL 7, ROOM 314
CHICAGO, ILLINOIS 60601
または
WILLARD ICE BUILDING
101 WEST JEFFERSON STREET
SPRINGFIELD, ILLINOIS 62702
時間や場所などについては税務署が勝手に決めますのでもしその日に出張があったり大事な用事があったりした場合はキャンセルして出廷してなければなりません。もし法廷に出なければデフォルトになり試合終了です。負けた場合、もしかしたらさらなる罰金が課される可能性も覚悟してください。
会計士の意見
知り合いの会計士が言うには3桁の罰金だけなら例えムカつくだろうけども支払っておくほうが弁護士や会計士を雇って不服申し立てを行うよりは安いでしょうと。
結局のところ、弁護士や会計士を雇っても彼らは時給換算で仕事しています。弁護士によっては一時間数百ドルというものもいますので3時間弁護士が働いただけで4桁近い金額に行きます。
さらに法廷へ出廷しなければなりませんのでその時の時間も請求されます。
要は税務署が一番低いグレードの車であろうがなかろうがその車種の一番高いグレードで勝手に計算して罰金を課しても罰金を課された人は自分の時間がありあまり、自分で調べめんどくさい事に首を突っ込む質でない限りは税務署はそのような詐欺に近い行為を行ってもだいたいの人はお金をそのまま払ってくれるのでふっかけると言います。
関係するURL
車両の売買をする前に調べる
Private Party Vehicle Use Tax Chart for 2021
https://www2.illinois.gov/rev/forms/sales/Documents/vehicleusetax/rut-5.pdf
RUT-25, RUT-25-LSE, and RUT-50
Notice of Tax Liabilityの通知が来た場合
Your Options to Dispute Illinois Department of Revenue (IDOR) Deficiencies, Assessments, or Claim Denials
How do I protest a License or Certificate of Registration denial?
What is an administrative hearing?
What are my protest rights?
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